世界各国のミリタリートレーナーを丹念にリサーチし、現代の日常着へと昇華させる〈REPRODUCTION OF FOUND(リプロダクション オブ ファウンド)〉。
ジャーマントレーナーをはじめとする王道モデルが並ぶなか、ひと際異彩を放ち、靴好きの視線を集めるモデルが存在します。それが、型番「710FDL」――通称“イタリアン ミリタリー バイシクル”です。
■ 自転車部隊という特殊なルーツ
その出自は1970年代。イタリア軍の自転車部隊(ベルサリエーリなどでも知られる機動歩兵部隊)に支給されていたトレーニング・ライディングシューズを忠実に復刻したものです。
一般的な軍用スニーカーが無骨な厚底やヘビーデューティーなディテールを備えるのに対し、この一足は極めてスマートでミニマル。ペダルを踏み込みやすく、クランクやチェーンに干渉しないよう極限まで無駄を削ぎ落とした薄いソールと、足全体を包み込むような細身のナローシルエットが最大の特徴です。
■ 研ぎ澄まされた機能が生む「エレガンス」
装飾を削ぎ落としたプレーントゥに、ミニマルなシューレースホール。 レースホールの配置はどこか内羽根式のドレスシューズを彷彿とさせ、ミリタリー由来とは思えないほどの端正な気品を漂わせます。
本モデルはイタリア国内のファクトリーで仕立てられており、伝統的なマッケイ製法と上質なレザーソールを採用。スエードや上質なナッパレザーが描く滑らかな曲線は、スニーカーの軽快さと革靴の上品さを絶妙なバランスで兼ね備えています。
■ 「ボリュームレス」がもたらす新しいスタイリング
昨今のボリュームスニーカーや厚底トレンドが一巡し、足元に端正さや抜け感を求める機運が高まる今、この薄くシャープなシルエットは新鮮に映ります。
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ドレスダウンの相棒として: セットアップやスラックスに合わせれば、革靴のような佇まいを保ちつつ、適度な抜け感をプラス。
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ヴィンテージ・ミリタリーの引き締め役に: ワイドチノやベイカーパンツなど無骨なボトムスと合わせることで、足元にモダンなコントラストを描きます。
機能性を突き詰めた結果として生まれた、必然のミニマリズム。
歴史のアーカイブを掘り起こし、現代の街並みにフィットするよう蘇らせた「710FDL」は、履く人のスタイルを静かに、そして確実に際立たせてくれる特別な一足です。
※掲載メディアのトーン(よりカジュアル/より専門的など)に合わせて、導入やコーディネート提案の部分はご自由に調整してください。
