この度、メゾン マルジェラ トウキョウの節目を記念して制作された特別な書籍『Maison Margiela/folders』(20 YEARS AT 2-8-13)に、当店「Rifare 恵比寿本店」および店長・松木 聖のインタビューが掲載されました。

ブランドを象徴する名作「Tabi(足袋)」シリーズはもちろんすべてのマルジェラブランドの修理に携わる工房として、オフィシャルなアーカイブの一角にリファーレを取り上げていただいております。
恵比寿の地で、毎月400足以上の「Tabi」と向き合う
メゾン マルジェラ トウキョウから程近い場所に店を構えるリファーレ恵比寿本店。当店の工房には、直営ストアをはじめ全国のセレクトショップ、そして靴を愛する全国のオーナー様から、毎月400足以上ものTabiが届けられています。
日本の伝統的な履物から着想を得て、モードの歴史を塗り替えたアヴァンギャルドな造形美。独特の股割れ構造やしなやかで繊細なレザーソールを持つTabiは、美しく履き続けるために極めて緻密な手仕事を必要とします。

初めて手にしたときから変わらないのは、「オリジナルの意匠を傷つけず、元のデザインを完全に保ったままどう直すか」という敬意と緊張感です。 つま先のすり減り、こはぜの調整、シグネチャーである白いステッチのほつれ留め、そして下ろし立ての美しさを守る裏張り(ハーフラバー)まで。これまで数千足、数万足というTabiを預かり、一足一足の個体差に向き合ってきました。
「長年履き続けて、大事な一足になったものを持ってきてくださる。靴修理はその思いに応えなければいけない責任ある仕事だと思っています」
誌面のインタビューの中で、店長の松木が語った言葉です。

靴は、身につけられる唯一の工芸品とも言えます。10年、20年と履き続け、傷や擦れを刻みながら持ち主の足の形へと馴染んでいく革靴。そこに刻まれた経年変化(エイジング)は、決して単なる劣化ではなく、オーナー様がその靴と共に歩んできた日々の記憶そのものです。
「履き込まれてボロボロに見えるかもしれない。けれど、履き手の手入れと愛着によって育った靴こそが美しい」
新品の輝きを守るプレメンテナンスはもちろん、何年も履き込まれて持ち主にとってかけがえのない存在になった一足を、再び街を歩ける状態へと美しく蘇らせること。託された想いの重さに応えることこそが、私たちが修理台に向かい続ける理由です。
これからも、あなたの大切な一足と共に
今回このような形でメゾン マルジェラの歴史を編む一冊に名を連ねることができたのは、ひとえに大切な靴を託してくださるお客様一人ひとりのおかげです。
これからも職人としての技術と誇りを胸に、皆様の足元に寄り添い続けてまいります。
Tabiシリーズの裏張りやメンテナンス、長年履き込んだお靴のリペアなど、靴に関するお悩みはいつでもリファーレ各店へお気軽にご相談ください。



